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 今日の話はあくまで九州、大分県の林業の話となるが、中津江村という所は日田林業の中心、すなわち杉の本場林業地での話だという事でお聞きいただければと思う。
一般的に農林水産業と言うが、農林水産業といっても農業や水産業と違って林業というのはほとんど学校では教えない。一体何をやっているのか? という話になり、それをよくこうやって説明している。

 林業は「1 苗木づくり」→「2 地拵え(じごしらえ)」→「3 植栽」→「4 下刈り(下草刈り)」→「5 つる刈り(つる切り)・除
伐」→、「6 枝打ち」→「7 間伐」→「8 主伐」→「9 搬出・運搬」という流れで行われる。

 「1 苗木づくり」というのがある。当家の場合、平成3 年に台風が来て、台風の被害を片付けてこういう作業を最初からやった。まず林地があり、そこに木が植えられるように後片付けをするのが「2 地拵え(じごしらえ)」である。つまり、木が植えられるように整備するわけだ。そのあとに「3 植栽」があり、木を植えていく。背中に背負っているのは杉かヒノキで、大体30~40 センチぐらいの苗木を、九州の場合は1 ヘクタールに3,000 本植える。1 ヘクタールは100 メートル×100 メートルなので1 万平方メートルになる。すなわち3,000 坪だ。3,000 坪に3,000 本だから1坪に1 本で、大体それが一般的な植え方となる。これを減らそうという話が起きているが、基本的にはこうした植え方であり、少なくとも今大きくなっている木はほとんどこうした植え方をされた木だ。

 1 間(けん)に1 本ずつ、網の目状に植えていくわけだが、木が1 年間で数センチないしは十数センチ伸びる間に周りに草が生えてくる。「4 下刈り(下草刈り)」と書いてあるが、これは非常に
場所が良い所で、普通の所は草が人間の背の高さより高くなっている。「3 植栽」で30~40 センチの物を植えているが、それが伸びている間にも周りは2 メートル以上大きくなる。それを放って
おくと当然影になり、そのうち苗木はなくなってしまう。従って、草を刈るわけである。
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「下草刈り」

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