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 10年間下草刈りをやっているとその間にだんだん木は大きくなり「5 つる刈り(つる切り)・除伐」にあるような、大体これに近い大きさになってくる。3,000 本/ha の苗木を山の中に一定間隔で
植えていくわけだが、だんだん木は大きくなってくると狭(せ)ってくるようになる。間が狭ってくると、当然その間に陽が差さなくなる。要するに大きな木があると、陽が差さなくなってしまう。山の土の中はほとんどが岩盤で、その上に土が乗っている。そこに木が生えて、根があり、そこに水が溜まって水源涵養能力ができる。

 実はこの土の幅というのが数十センチ~数メートルの間で、この土を守ることが必要になってくる。この土が地すべりしてストンと落ちると、その下は岩盤だからピカピカ光っている。先ほど草がどんどん大きくなるから草を切るという話をしたが、逆に草がなくなるとまた困る話で、土の所に草が生えている状態にし、木の根と草の根で土の部分を守っていかなければならない。一方、だんだん木が狭ってきて陽がささなくなると、中が真っ暗になり、草がなくなる。最後は懐中電灯で照らしながら中に入っていくというような状態になる。あると困るから草を切っているのに草がなくなると困るから、真っ暗になる前に今度は間の木を切ってやって、光を入れてやる。これが「7 間伐」と言うが、これをどのくらいのペースでやるかというと、最初植林があり、下草刈りを6~10 年して、それから10~15 年置きに間伐をする。最初の間伐を20 年目にするとすれば、20 年目に間伐された木は極めて小さい。小さいということは売るに値しない、商品価値がないということである。そのため、大概は林の中に切り捨てておしまいになる。大体4~5 本に1 本ぐらいが一般的な割合だと思うが、切り捨てることによって陽が差すので、そこに草を保つことになる。これを切り捨ての間伐と言う。
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