日本の林業へようこそ
 大分県では「このぐらいで切りなさい」という指定があり、つまり杉の木は35 年ぐらいで全部切ってしまうというのが元々の考え方で、これを標準伐木齢という。しかし、当然ながら35 年ではとてもじゃないが切れない。これにはいろいろな問題があるが、一番はやはり用途が変わったことだと思う。今は40~45 年ぐらいの木が圧倒的に多い。したがって、最初の目的からすれば35 年目で全部切っていたはずだが、それができなくなったので、しょうがないから50 年目の辺りでもう1回間伐をする。ただ国の方は「あと20 年伸ばしなさい」と言っている。すなわち、70 年を目指せというわけである。これはあまり意味がないのではないかと思うが、今はそういう状況にある。
 先に述べたように、間伐を繰り返して最後は「8 主伐」をし、9 搬出・運搬」すなわち外に木を出して、トラックに載せて40 キロ先の日田市の木材市場に持って行くのが一般的となる。市場で山の状態に積み、競り売りをする。これが林業の一連の仕事であり、最後の主伐が行われたら次は最初に戻り、また1 から植えることになる。因みに植えた人から見れば、切る人、間伐をする人は2 代先になり、祖父が植えた木の間伐を孫がする。息子は育てるだけという事になる。

 こういう形が今の林業である。
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