日本の林業へようこそ
 50年前にその予想ができなかったということは責められないが、今そのアテは完全にはずれてしまった。その後「50 年位まで伐採を延ばそうか」と言ってきたが、もうすぐ大半が50 年になるというところで今度は国から「70 年(長伐期)にしてはどうか」という提案を受けている。

 大きくなっている木は切るものだが、今のところ「70 年にしてはどうか」という話があるため、45 年ぐらいの木を今間伐している。間伐作業の内訳は、まず木を伐るという作業がある。さらにその枝を払って一定の長さの丸太にして、道路まで出す。これが伐採・搬出である。伐採があり、搬出があり、道路まで持ってきたらここにトラックが待っていて、トラックに載せてこれを市場なり工場なりまで持って行く。そこで売るわけだ。従って伐採と搬出を1つとすると、次にトラック運賃が要る。そして例えば40キロ先の日田市の市場までトラックで持って行くと、今度は市場が販売経費を取る。伐採・搬出、トラック運搬、市場の経費。平成21年度は、丸太を市場で売った時の価格が1 立方メートルあたり9,916 円だった。リーマン・ショックで大打撃を受け、春先から価格が暴落した為、この年は4月以降木を伐らずにがんばってそれまでに売った分だけで遣り繰りしていたが、やはり年間の平均価格は1 万円を切ってしまった。この年は散々な結果だった(伐採時期を限定した結果伐採量減った上に価格も安く、収入が激減した) 。
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